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【NEJI】
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ネジで留めたようなペーパーウェイト

【NEJI】

Project : Paper Weight
Company / Brand :株式会社寿製作所
Product Design / Package Design : Hideaki Miyauchi
Website > https://kanag-ec.stores.jp/

NEJI(ネジ)は、その自重で紙を押さえる物理的な機能に加え、ネジで紙をしっかりと机に固定しているかのような視覚的な効果も発揮する、ネジの形のペーパーウェイト。

紙の上ではペーパーウェイトとして働いて紙から降りるとヒマを持て余す、のではなく、+(プラス)の溝を利用してペンを置くことや、スマホスタンドとして利用できるなど、デスクの上で便利な機能をさりげなく有する。

また一般的にペーパーウェイトは重量があり、不意な落下によるケガなどの危険性も考えられる。そのためNEJIは、持ち上げる時はつかみやすいように指先がネジ頭の下にもぐりこむような動作となるよう、ネジ頭を少し浮かせてキノコのような形とした。

寿製作所では精密金型・プレス加工など金属製品の製造を行っており、自社製品開発とブランド構築という文脈の中で、今回は販売だけでなくPRも含めた要素を盛り込みことを意識。
NEJIのしっくりと手に馴染む優しい丸みは、何層ものRを積み重ねた曲面と、ペーパーウェイトとしての質量の均衡する数値から形成され、精密金型職人の繊細な技術によって実現した。

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製作後記  CLIENT’S POSTSCRIPT

池田ビジネスコンサルティング 経営コンサルタント
池田輝之氏

memoriが出展している展示会にて宮内さんとお話する機会を得ました。展示されていた作品やお話しぶりで一緒に協働いただける方と感じ、当方クライアントである株式会社寿製作所にお引き合わせしました。
株式会社寿製作所は、大手カメラメーカーの下請け部品メーカーをされています。そのため自社の製品が日の目を見ることありません。いわば黒子の存在として創業から60年、誠実に熱意をもって事業を続けておられます。
また一方で会社の皆様からは、いつか自社ブランドの製品を作ってみたい、自分の子供に自慢できる商品を生み出してみたい、という夢や希望があることも伺っていました。経営コンサルタントとしてこれは叶えてあげたかった(おこがましい話ですが)。また、寿製作所に関わる中で”ゼロから生み出すチカラ”を、将来の事業運営のために、モノづくり企業として生き残るために、社内に醸成していかなければならないとも感じていました。

会社の皆様の夢、一方の長期的課題の解決、それぞれの実現には何かしら外部からの刺激や目に見えるお手本が必要だと思いました。そこで、寿製作所の夢と将来を共に創り、歩んでいただける、誠実でコミュニケーション力のあるデザイナーさんを探していました。今回、宮内さんに巡り合うことができ、幸運だったと思います。

宮内さんには、月に1回のペースでつくば市にある寿製作所工場に訪問いただき、現場で打ち合わせを進めていただきました。ブランドの立ち上げからロゴや商品デザイン、パッケージ等のデザインまで、寿製作所のプロジェクトメンバーの意見を吸い上げながら、真摯に取り組んでくださいました。必要に応じて取引先の手配やECサイトの立ち上げまでご対応くださいまして、その業務範囲の広さに驚くとともに、大変ありがたく、助かりました。そして、最初にデザインをご提案いただいた時の寿製作所メンバーの目の輝きは忘れられません。

おかげさまで自社ブランドを創るという夢は実現しました。会社受付付近に商品を飾ってありますが、来訪者の評判も良く、中にはまだ定価の付いていない見本品を購入していく方もいらしたくらいです。
社内のマインドもじっくりじっくり変化してきています。こちらは長い時間をかけ、ゆっくりと醸成されていく、いわば文化ともいえるものですので、これからも末永くご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
展示会への出展ではブースデザインや立会いも含めてご対応いただきましたが、来場者の評判も良好ですので、これからの本格販売に向け、販売数の伸びを期待しています。とはいえ現状では品数、ラインナップがまだまだ足りません。営業面も頑張らなくてはなりません。さらなる新企画、新商品への取り組みも宮内さんと共に進めていければうれしく思います。

製作後記  CLIENT’S POSTSCRIPT

池田ビジネスコンサルティング 経営コンサルタント
池田輝之氏

memoriが出展している展示会にて宮内さんとお話する機会を得ました。展示されていた作品やお話しぶりで一緒に協働いただける方と感じ、当方クライアントである株式会社寿製作所にお引き合わせしました。
株式会社寿製作所は、大手カメラメーカーの下請け部品メーカーをされています。そのため自社の製品が日の目を見ることありません。いわば黒子の存在として創業から60年、誠実に熱意をもって事業を続けておられます。
また一方で会社の皆様からは、いつか自社ブランドの製品を作ってみたい、自分の子供に自慢できる商品を生み出してみたい、という夢や希望があることも伺っていました。経営コンサルタントとしてこれは叶えてあげたかった(おこがましい話ですが)。また、寿製作所に関わる中で”ゼロから生み出すチカラ”を、将来の事業運営のために、モノづくり企業として生き残るために、社内に醸成していかなければならないとも感じていました。

会社の皆様の夢、一方の長期的課題の解決、それぞれの実現には何かしら外部からの刺激や目に見えるお手本が必要だと思いました。そこで、寿製作所の夢と将来を共に創り、歩んでいただける、誠実でコミュニケーション力のあるデザイナーさんを探していました。今回、宮内さんに巡り合うことができ、幸運だったと思います。

宮内さんには、月に1回のペースでつくば市にある寿製作所工場に訪問いただき、現場で打ち合わせを進めていただきました。ブランドの立ち上げからロゴや商品デザイン、パッケージ等のデザインまで、寿製作所のプロジェクトメンバーの意見を吸い上げながら、真摯に取り組んでくださいました。必要に応じて取引先の手配やECサイトの立ち上げまでご対応くださいまして、その業務範囲の広さに驚くとともに、大変ありがたく、助かりました。そして、最初にデザインをご提案いただいた時の寿製作所メンバーの目の輝きは忘れられません。

おかげさまで自社ブランドを創るという夢は実現しました。会社受付付近に商品を飾ってありますが、来訪者の評判も良く、中にはまだ定価の付いていない見本品を購入していく方もいらしたくらいです。
社内のマインドもじっくりじっくり変化してきています。こちらは長い時間をかけ、ゆっくりと醸成されていく、いわば文化ともいえるものですので、これからも末永くご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
展示会への出展ではブースデザインや立会いも含めてご対応いただきましたが、来場者の評判も良好ですので、これからの本格販売に向け、販売数の伸びを期待しています。とはいえ現状では品数、ラインナップがまだまだ足りません。営業面も頑張らなくてはなりません。さらなる新企画、新商品への取り組みも宮内さんと共に進めていければうれしく思います。

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