防カビ、調湿、微香性。
天然物質フィトンチッドを放出する樅（モミ）材は、害虫を寄せ付けず腐敗を抑えるはたらきがあり、古くからかまぼこ板をはじめ食品関連の保存に活用されてきた。

そんな食品との親和性の高い樅を、まな板に応用。
フィトンチッド成分によりカビや黒ずみを抑え、針葉樹特有の調湿効果により乾きも早いとされる。ほぼ無臭ともいえる木香も食材や調理の邪魔をしない。

「ナナメなまな板」は付属のスタンドを使い、まな板をナナメの状態で立て掛けておける。濡れたまな板の水滴が集約されるので効率良く水切りができ、衛生を保つ。
スタンド使用時のバランスを考慮し、まな板の対角線が垂直に立つようにまな板の穴を設計。キッチンスペースで邪魔にならないよう、スタンドの存在感は控えめに。
樅の素材としての特性を活かしつつ、まな板にとって快適な環境をかたちにした結果、どことなくアート性を帯びるまな板となった。

This cutting board is made from fir trees, which goes very well with food. The phytoncide substance limits mold and black stains, while the coniferous tree’s humidity control effects dry it quickly. The odorless tree will not get in the way of food materials and cooking.
The Diagonally Placeable Cutting Board incorporates a stand attachment to put the cutting board standing at an angle. This allows efficient drying and hygienic usage. We utilized the features of fir trees as a material and actualized an ideal environment for cutting boards.