東京大学 医科学研究所「Fecal Microbiota Transplantation」
東京大学 医科学研究所(IMSUT)を中心とする国際共同研究グループによる論文内容を表現するイラストレーションの制作。
論文タイトルは「糞便移植治療によって腸内細菌叢が機能回復するメカニズムを解明(Functional Restoration of Bacteriomes and Viromes by Fecal Microbiota Transplantation)」。
抗生剤治療が効かない再発性Clostridioides difficile関連腸炎患者に対し健常者の正常な腸内細菌叢を移植することで、患者の腸内細菌叢および腸内ウイルス叢の正常化と腸内細菌叢の機能改善につながることを示した論文内容となる。
オンラインにて先生方からのご説明といただいた資料から情報を整理し、①先生方からのイメージ図を基にした案、②研究の全体像を構成した案、③「移植」をシンボリックにアレンジした案を提案した。
研究概要(公式プレスリリースより抜粋)
「大阪市立大学大学院医学研究科 ゲノム免疫学の植松智教授(東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センター メタゲノム医学分野 特任教授、附属国際粘膜ワクチン開発研究センター 自然免疫制御分野 特任教授を兼務)、藤本康介助教(東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センター メタゲノム医学分野 特任助教、附属国際粘膜ワクチン開発研究センター 自然免疫制御分野 特任助教を兼務)、東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センター 健康医療インテリジェンス分野の井元清哉教授らの研究グループは、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院のJessica Allegretti博士を中心とする研究チームと国際共同研究を行い、再発性Clostridioides difficile関連腸炎患者の糞便移植治療の前後およびドナー糞便の腸内細菌叢と腸内ウイルス叢を詳細に解析しました。」
尚、本研究成果は国際科学雑誌『Gastroenterology』(IF=17.373)にオンライン掲載されました。
https://www.gastrojournal.org/article/S0016-5085(21)00400-5/fulltext
論文内容の詳細は公式プレスリリースを参照。
東京大学医科学研究所:
https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00068.html